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抵抗加熱炉の構成② 耐火物

抵抗加熱炉の構成 (2) 耐火物

電気炉構成でもう一つの重要な要素は耐火物です。

耐火物は、発熱体から生じる熱を断熱させる素材です。適切な耐火物を使うことで、熱損失を最小化して加熱効率を高め、炉内の温度分布を均一にでき、電気炉の寿命が延びる効果も期待できます。

 

使用温度に応じて耐火レンガ、耐火ボード、フェルト、ウールなど様々な種類から選択することができます。連続炉は、熱損失を最小限に抑えるためにレンガで厚い壁を形成することが多くなります。バッチ炉は、保温性が高すぎると冷却時間が長くなり作業時間が延びてしまうので、保温性を抑えたセラミックファイバーボードを使用する場合があります。

 

断熱材として使用するためには、熱伝導率が低く、高温下での強度と化学安定性が良く、軽い素材である必要があります。ただし、このような条件をすべて満足する理想的な耐火物はまだ存在していません。したがって、温度分布を考慮し、炉内の位置別に異なる耐火物を配置して欠点を補完します。一例をあげると、発熱体に近い位置には耐火レンガを積んで、外側にはフェルト系の保温材を巻くなど工夫することができます。

第一機電は、お客様のご要望と諸条件を総合的に検討して、従来の方式に拘らず最も効率的な装置構成を追究していきます。

理想的な炉内構造を見出すために、シミュレーション・ソフトウエアを活用しています。炉内は高温であり、ホットゾーンの組合せによって加熱条件が変わるため、温度分布を予測・測定することが容易ではありません。シミュレーション結果を長年の経験で照らし合わせて、ご要望の温度分布を実現するご提案をいたします。

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